書く

”大文字写経”に込める想い

糸島で「今、ここに集中する」を実践する、「いとしマインドフルネス」。

今回は、大きめ文字のお手本で、写経マインドフルネスを開催します。

写経について

写経は、大切な行為

今回のマインドフルネスは、写経をすることで、「書く」ことだけに集中する時間を過ごすというものです。

単に、写経であれば、様々な寺院で写経会が開かれています。

普通の写経であれば、そのような寺院で体験するのがよいでしょう。
(私のお寺でも、普通の写経セットをご自由にお持ちいただけるようにしています。)

仏教徒として、写経は読経と同じ功徳という一面があります。

「書くことに集中する」という要素よりも、「お経を読む」という要素が主になるでしょう。

ただひたすら、”書く”に集中するマインドフルネス

一方で、「いとしマインドフルネス」では、「今、ここに集中する」を気軽に実践することです。

集中する対象が決まれば、あとはやるだけなのですが、今回は「書く」ことに焦点を当てています。

つまり、書くということであれば、題材はお経でなくて、何でもよいです。

なぜ、写経なのか

そんな中で、「写経」に取り組むことに決めた理由は、下記の理由があります。

  1. 文字量がちょうどよい。
  2. 筆で、漢字を書く難易度がちょうどよい。
  3. 意味がわからないのが集中に適している。

①「文字量」がちょうどよい。

写経において、一般的に題材として使用するのは「般若心経」です。

このお経は、日本の仏教でも宗派を超えて最も読まれているお経です。

いとしマインドフルネスで、般若心経を題材とするのは、このお経が素晴らしいからではありません。

量がちょうどよいからです。(もちろん、私は素晴らしいと思っていますが。)

「文字量がちょうどよいから」です。

般若心経は262文字で構成されています。

この文字量がちょうどよいのです。262文字というと、短く感じられますが、これを筆で書くとなると平均して40分ほどになります。

人間の集中力が続くのがちょうど40分ほどといわれています。

仮に3000文字のお経を書くとしたら、何時間もかかってしまい、結局、後半は集中などできてはいないでしょう。

こうした理由から、何よりも量がちょうどよいとうのが大切であると考えています。

②「筆」で、「漢字」を書く難易度がちょうどよい。

写経は、「筆」で、「漢字」を書きます。(いとしマインドフルネスでは筆ペンを使用します。)

筆を使用する理由は、昔からそうだったからといえばそうですが、もう一つあります。

それは、殴り書きがしにくいことです。

ボールペンで書く場合、早く終わらせようと思えば、殴り書きして一気に終わらせることができます。

一方で、筆であれば、トメハネや筆圧など、急いだら急いだことがそのまま形に表れます。結果的に「急いでいる自分」に気づくことができるのです。

③「意味がわからない」のが集中に適している。

書く対象が「よくわからないけど何だかいいことを言っている」という状況が、ただひたすら書くことに適しています。

もし、書く対象が意味を持つ場合、その内容によって感情も変化してしまいますよね。

例えば、「ありがとう」という文字を書くときと、「あいつが憎い」と書くとき、きっと感情が異なるはずです。

こんなことを言ってよいのかわかりませんが、般若心経は、難しすぎて意味がわかりません。

内容が非常に深く、抽象的・汎用的だからです。

逆に「俺は般若心経の意味するところが全部わかる」という人がいたら教えてほしいくらいです。

般若心経はもともと、全600巻からなるお経を262文字に要約したものです。要約の要約、非常に抽象度が高く、一読して理解できるものではありません。

また、言語は元々サンスクリット語で、それを中国語に訳されてできたものですが、その過程で「意味が深すぎて翻訳などできないから音にそのまま漢字を当てた部分」も混じっています。

もう、こうなってくると、深すぎてわかりません。

「意味がわからない」くらいが、書くという行為に集中するにはちょうどよいのです。

単なる写経ではなく、「大文字・筆ペン・イス」にこだわる意味

いとしマインドフルネスでは、普通の写経会とは異なる部分として、次の3つを特徴とします。

これらに込める思いは、「ハードルを下げて継続しやすくすること」です。

  1. 大文字
  2. 筆ペン
  3. イス

①大文字

いとしマインドフルネスでは、通常の写経手本と比べて大きめのお手本を使用します。

通常サイズは、半紙一枚に、ちょうど般若心経の262文字が収まるのですが、大文字サイズは、半紙四枚で同じ262文字となります。

大文字の理由は、シンプルに、見やすく、書きやすいからです。

お経の漢字は難しく、筆の場合はなおさらです。小さい文字だと、書くことそのものがストレスになりかねません。

また、「その後の継続」も考え、一日に四分の一ずつでも、取り組めるようにすることで、短い時間でもできるようになります。

②筆ペン

本来の写経は、筆を使います。しかも、墨汁ではなく、硯で墨をといてから取り組みます。

しかし、いとしマインドフルネスでは、筆ペンにしています。

それはひとえに、「はじめることのハードルを下げる」ことです。

本来は、墨をとくその時間は、心を静めるための大切な時間です。

一方で、人間は面倒くさがる生き物です。

勉強をするにも、「ノートを机の上に開いた状態にしておく」のと、「ノートを本棚にしまっておく」のでは、勉強時間が変わるそうです。それくらい、ほんのひと手間をハードルに感じてしまうのでしょう。

いとしマインドフルネスでは、ハードルを下げるためにも、まずは筆ペンで、取り組んでみます。

③イス

写経は、一般的に正座をしますが、いとしマインドフルネスでは、イスで行います。

足が痺れては書くことだけに集中などできませんからね。

そんな、「大きめ文字で写経マインドフルネス」、ぜひ一度、お寺という集中できる空間で試してみましょう!

↓9月開催はコチラ↓

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