開催レポート

【開催レポート】精進フレンチで食べるマインドフルネス体験

6月末の昼時に、食事イベント「精進フレンチで食べるマインドフルネス体験」を開催いたしました。開催レポートとして、当日の内容や参加者の声をお伝えします。

概要

趣旨

今回は、フレンチレストランとのコラボレーションイベントでした。「精進フレンチ」「食べるマインドフルネス」など、タイトルにいろいろな要素を詰め込みましたが、目指す目的は1つ「ただひたすら食事を楽しむ」ということでした。

一般に「食べるマインドフルネス」「マインドフルネスイーティング」といえば、私語を謹んで黙々と食べるというものです。もちろん、大切なことではありますが、それだけではもったいないということで、「雑談あり」の時間もあえて設けました。

料理プロデュース

料理プロデュースは、糸島市のフレンチレストラン、アムールがプロデュースしてくださいました。帝国ホテル出身シェフによる本格フレンチレストランがプロデュースする精進料理ということで、期待して参加いただいた方がたくさんいらっしゃいました。

世間一般のお寺でも、精進料理を食べる会は頻繁に開催されていますが、その多くは精進料理に詳しいお坊さんが作るというものです。もちろんそれも大切です。(作ることこそ修行の本質なので)。

今回は、帝国ホテル出身シェフという本物の料理を知り尽くしたシェフが、精進料理をフレンチ風に仕上げるという、純粋に料理だけでも楽しめるものでした。そういった意味で、「珍しい」イベントにすることができたと思います。

Bistro&Beer Bar AMOUR(ビストロ&ビアバー アムール)

https://itoshima.mypl.net/shop/00000356655/

当日の様子

当日は、天気予報が「降水確率90%」にもかかわらず、受付時間まで雨が降らないという幸運に恵まれました。

参加者

告知は、WEBサイトや協力店舗のチラシで行いました。それぞれの告知媒体から満遍なく申込があり、定員20名のところ、少し増やして22名で開催いたしました。

今回のイベント打ち出しが、「お寺」「マインドフルネス」「精進料理」「フレンチ」と様々な要素を盛り込んでいたため、参加者それぞれ引っかかるキーワードが異なっていたようです。要素をたくさん盛り込むと、一つ一つが薄くなってしまう一方、多様な人々が集まるという面白さがあると感じました。

会場

参加者の顔を一部隠しております

会場は、精進料理にはマッチ、フレンチにはアンマッチとなる和室空間です。このフレンチとのアンマッチ感も醸し出したい空気でした。

料理

料理はシェフが糸島の食材を使い、仕上げてくれました。

見た目だけでも、とてもおいしそうですが、驚くのはこれ、”精進”なんです。

精進料理は、使ってはいけない食材があります。簡単にいうと、以下の2点です。

  • 動物性食品:肉・魚・卵・バター 等
  • 五葷食品 :にんにく・ねぎ・玉ねぎ・にら・らっきょう 等

「肉」「魚」は精進料理では登場しないのはイメージ通りだと思いますが、それ以外にもいろいろと使ってはいけない食材があります。これらは「殺生」や「刺激が強い」という理由で、食べないことになっているのです。

今回は修行ではないので、そこまでこだわらなくてよいのに、、、シェフがこだわってくれました。ダシまで精進で取っています。ダシはカツオが一般的ですが、精進の世界では使えません。そこで、この料理では、シイタケで取っています。

そして、ダシを取ったシイタケも料理に登場しています。精進料理の根幹である「食材を大切に」の精神をこんなにオシャレに表現してくれました。

その他の料理も一つ一つ、食材までこだわり抜いた一品で、料理の説明の際もみなさん、興味津々でした。

精進料理の世界ではおかわりを「再進」と呼びます。今回はご飯とスープの再進がありましたが、大人気でした。

当日の流れ

当日の流れについて、簡単に記載しておきます。

➊マインドフルネスとは?

マインドフルネスという言葉を聞いたことがない人向けに、簡単に説明しました。とにかく一言でいうと、「今に集中すること」です。

❷精進料理とは?

精進料理についても簡単に説明をしました。肉や魚を食べなければよいのではありません。大事なのは「心」です。

❸料理について

当日の料理について、食材・調理法をシェフから説明していただきました。

❹感想を共有

マインドフルネスで食べた後、感想を共有しました。そこからは、雑談タイム、初対面の方同士でも美味しい料理に話題が膨らんでいました。

❺心を整えて帰る

最後に本堂で坐禅をしました。短い時間でしたが、心を整えてみなさん帰路につかれました。

参加者の声

参加のみなさまからの声をいただいております。

  • 「マインドフルネス」や「精進料理」等、言葉は聞いたことがあったが、改めて説明していただき、「なるほど」と思った。
  • 「お寺で食べる」というロケーションが雰囲気があり、よかった。
  • 「精進フレンチ」というフレーズに惹かれて参加しました。和とフレンチの良い意味での違和感が新たな体験でした。
  • 肉や魚を使わない精進でも、純粋にとても美味しかったです。是非、プロデュースした店舗にも行きたいです。

以上、精進フレンチで食べるマインドフルネス体験、開催レポートでした。